AGAとは?薄毛との違い・原因・治療方法をわかりやすく解説

「最近、生え際が後退してきた気がする」

「以前より頭頂部が薄くなってきた」

そんな変化が気になったとき、よく目にするのが「AGA」という言葉です。

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本では一般的に男性型脱毛症と呼ばれています。

単に髪が抜けるというより、思春期以降に始まり、徐々に進行していくことが特徴です。

この記事では、AGAとは何なのか、一般的な薄毛との違いから原因、進行の特徴、主な治療方法まで初心者向けにわかりやすく解説します。

AGAとは?

AGA(男性型脱毛症)は、男性に多くみられる脱毛症のひとつです。

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、男性型脱毛症は思春期以降に始まり、徐々に進行する脱毛症とされています。

代表的なのが、

  • 額の生え際が少しずつ後退する
  • 頭頂部の髪が薄くなる
  • 髪が細く、短くなってくる

といった変化です。

ある日突然大量に髪が抜けるというより、少しずつ変化していくため、本人が気づかないまま進行していることもあります。

AGAと「薄毛」は同じ?

AGAと薄毛は、まったく同じ意味ではありません。

「薄毛」は髪が薄くなっている状態を広く表す言葉で、その原因のひとつがAGAです。

髪が抜けたり薄くなったりする原因には、AGA以外にもさまざまなものがあります。

  • 円形脱毛症
  • 皮膚や頭皮の病気
  • 薬剤などの影響
  • 一時的な脱毛

そのため、「髪が薄くなった=必ずAGA」と自己判断することはできません。

急激な抜け毛や部分的な脱毛、頭皮の炎症などがある場合は、AGA以外の原因も考えられるため、医療機関への相談が大切です。

AGAはなぜ起こる?

AGAには、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)が深く関係しています。

体内のテストステロンが「5α還元酵素」という酵素の働きによってDHTへ変換され、このDHTが毛根に作用することで、髪の成長期間が短くなっていきます。


男性ホルモンからDHTが生成され毛周期が短くなるAGAの仕組みをまとめた図解
髪には、伸びる時期・成長が止まる時期・抜け落ちる時期というサイクルがあります。

AGAでは、このうち髪が成長する期間が短くなり、十分に太く長く育つ前に抜けやすくなります。

その結果、少しずつ細く短い髪が増え、全体として薄く見えるようになります。

AGAはどこから薄くなる?

AGAでは、特に生え際や頭頂部に変化が現れやすいのが特徴です。

例えば、

  • 額の左右から生え際が後退していく
  • 額全体の生え際が後退する
  • 頭頂部が徐々に薄くなる
  • 生え際と頭頂部の両方が進行する

など、進み方にはいくつかのパターンがあります。

髪の本数だけでなく、以前より髪が細くなっていないかを見ることもポイントです。

AGAは自然に治る?

AGAは進行性の脱毛症です。

そのため、「しばらく様子を見ていれば元に戻る」とは限りません。

一方で現在は、AGAに対して医学的に用いられている治療方法があります。

薄毛が気になり始めた場合は、原因を自己判断するのではなく、必要に応じて医師へ相談してAGAなのか確認することが大切です。

AGAの主な治療方法

AGA治療では、状態や進行度などに応じて薬による治療などが検討されます。


フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルなどAGAの主な治療方法をまとめた図解

フィナステリド

フィナステリドは、AGAの進行に関係するDHTの生成を抑える薬です。

5α還元酵素の働きを阻害することで、AGAによる脱毛の進行を抑える目的で使用されます。

デュタステリド

デュタステリドも、DHTの生成に関わる5α還元酵素を阻害する薬です。

フィナステリドとは作用する5α還元酵素のタイプに違いがあります。

日本では男性の男性型脱毛症に対する治療薬として使用されています。

ミノキシジル

ミノキシジルは、発毛を促す目的で使用される成分です。

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、男性型脱毛症に対するミノキシジル外用が推奨されています。

同じ「AGA治療薬」でも、フィナステリドやデュタステリドとは働き方が異なります。

AGA治療はすぐに髪が生える?

AGA治療を始めたからといって、数日や数週間で急に髪が増えるわけではありません。

髪には成長サイクルがあるため、治療による変化を判断するにはある程度の期間が必要になります。

また、治療方法や効果、副作用などには違いがあります。

「とにかく強そうな薬を使えばいい」と考えるのではなく、医師と相談しながら自分に合った治療方法を選ぶことが重要です。

市販の頭皮ケアとAGA治療は別物

ここは特に混同しやすいポイントです。

シャンプーや頭皮ブラシ、スカルプケア用品などで頭皮を清潔に保つことと、AGAそのものを医療として治療することは同じではありません。

頭皮ケアは毎日の身だしなみや頭皮環境を整えるためには役立ちますが、AGAが疑われる場合はそれだけで対応しようとせず、医療機関への相談も選択肢になります。

頭皮ケア用品について知りたい場合は、SHIRUMIRUの「頭皮ケアアイテムの選び方」も参考にしてみてください。

AGAが気になったら、まず何をすればいい?

まずは現在の状態を確認してみましょう。

  • 以前より生え際が後退している
  • 頭頂部が薄く見えるようになった
  • 髪が以前より細くなった
  • 抜け毛が気になる状態が続いている

こうした変化が気になる場合は、皮膚科やAGAを扱う医療機関へ相談する方法があります。

最近では通院だけでなく、オンライン診療に対応する医療機関もあります。

ただし、料金だけで決めるのではなく、診察方法、治療内容、薬の説明、フォロー体制などを確認して選ぶことが大切です。

まとめ|AGAは「ただの薄毛」と決めつけないことが大切

AGAは、思春期以降に始まり徐々に進行する男性型脱毛症です。

男性ホルモンに関係するDHTなどが関与し、生え際や頭頂部を中心に髪が細く短くなっていくことがあります。

一方で、薄毛の原因がすべてAGAとは限りません。

まずは「なぜ薄くなっているのかを知る」ことが第一歩です。

AGAだった場合には、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用などの治療方法があります。

SHIRUMIRUでは今後、それぞれの治療方法の違いや、AGAクリニックを選ぶときに確認したいポイントについても詳しく紹介していきます。