ボトックス注射とは?効果・痛み・ダウンタイム・料金・持続期間をわかりやすく解説

額や眉間のシワ、エラ張りなどの治療でよく聞く「ボトックス注射」。

「どんな効果がある?」「痛い?」「効果はいつまで続く?」「エラにも同じ注射を使うの?」と気になる人も多いと思います。

簡単にいうと、ボトックス注射は筋肉の働きを一時的に弱めることで、表情ジワや筋肉の張りなどを改善する治療です。

この記事では、ボトックス注射の効果や仕組み、痛み、ダウンタイム、料金、持続期間、部位による違いまでわかりやすく解説します。

ボトックス注射とは?

一般的に「ボトックス注射」と呼ばれていますが、治療方法としてはボツリヌストキシン注射と呼ばれます。

ボトックス(BOTOX)は、ボツリヌストキシン製剤の商品名のひとつです。

ボツリヌストキシンには筋肉を動かす神経からの信号を一時的に弱める働きがあり、注射した部分の筋肉の動きを抑えます。

ボトックス注射はどんな仕組み?

表情を作るとき、神経から筋肉へ「動いて」という信号が送られます。

ボツリヌストキシンを注射すると、この信号が一時的に伝わりにくくなり、筋肉の動きが弱まります。

そのため、表情筋によってできるシワや、発達した筋肉によるエラ張りなどの改善を目指せます。


ボトックス注射の額・眉間・目尻・アゴ・エラ・肩・脇の部位別の効果をまとめた図解

どこに打つ?部位によって効果が違う

ボトックス注射は、注射する場所によって目的が大きく変わります。

  • 額:額の表情ジワ
  • 眉間:眉間の縦ジワ
  • 目尻:笑ったときにできる目尻のシワ
  • アゴ:梅干しジワ
  • エラ:咬筋の張りを抑えてフェイスラインをすっきり見せる
  • 肩:僧帽筋の張りを抑える
  • 脇:発汗を抑える治療

つまり「ボトックスを打つ」という同じ治療でも、注射する筋肉によって目的がまったく違うということです。

表情ジワのボトックス

額・眉間・目尻などは、表情を作るときに筋肉が繰り返し動くことでシワが目立つことがあります。

ボトックス注射でその筋肉の動きを弱めることで、表情ジワを目立ちにくくする効果が期待できます。

ただし注入量や位置によって表情の動きにも影響するため、自然な仕上がりを希望する場合は医師との相談が重要です。

エラボトックスとは?

エラボトックスは、エラ部分にある咬筋(こうきん)という筋肉へ注射する治療です。

発達した咬筋の働きを弱めることで筋肉が徐々に小さくなり、フェイスラインをすっきり見せる効果を目指します。

ただし、骨格そのものを小さくする治療ではありません。

エラ張りの原因が骨格の場合は、ボトックスだけでは期待した変化が得られないこともあります。

ボトックス注射の料金はいくら?

ボトックス注射は、使用する製剤と注射する部位、使用量によって料金が大きく変わります。

品川美容外科のアラガン社製ボトックスでは、額・眉間・目尻などが各1部位8,000円、エラ両側が18,800円となっています。

料金目安:表情ジワ 1部位 約8,000円前後
エラ(両側) 約2万円前後

肩や脇などは使用する量が多くなるため、顔の表情ジワとは料金体系が異なることがあります。

※2026年8月時点の品川美容外科公式料金を参考にした目安です。製剤・部位・使用量・クリニックによって料金は異なります。

ボトックス注射は痛い?

注射なので、針を刺すときにチクッとした痛みを感じることがあります。

施術自体は比較的短時間で、顔への注入では5〜10分程度としているクリニックもあります。

痛みが心配な場合は、麻酔や冷却などに対応しているか事前に確認しておくとよいでしょう。

ダウンタイムは何日?

ボトックス注射は、比較的ダウンタイムの短い治療です。

注射部分に赤みや腫れが出ることがありますが、目立ちにくいこともあります。

一方で、針を刺した場所に内出血が出た場合は1週間程度残ることがあります。

施術直後からメイク可能としているクリニックもあります。

ほかの美容医療と比較したい方は、「美容医療のダウンタイムとは?症状・期間・過ごし方を初心者向けに解説」も参考にしてみてください。

効果はいつから出る?

効果が現れるタイミングも、注射する部位によって異なります。

額・眉間・目尻などの表情ジワでは数日程度で変化を感じ始めることがあります。

一方、エラボトックスでは筋肉の大きさが徐々に変化するため、3週間〜1か月程度かけてフェイスラインの変化を感じることがあります。

効果はどれくらい持続する?

ボトックスの効果は永久ではありません。

持続期間の目安:3〜4か月程度

時間が経つと神経と筋肉の働きが徐々に戻り、効果も弱くなっていきます。

そのため、効果を維持したい場合は数か月ごとに施術を受けることがあります。

ボトックスとボツリヌストキシンは違う?

ここは非常に混同されやすいポイントです。

ボツリヌストキシン注射=治療方法
ボトックス=ボツリヌストキシン製剤の商品名のひとつ

という関係です。

クリニックではアラガン社製ボトックスのほか、別メーカーのボツリヌストキシン製剤を使用している場合もあります。

料金だけでなく、どの製剤を使用するのかも確認しておくと比較しやすいでしょう。

ボトックス注射が向いている人

  • 額・眉間・目尻などの表情ジワが気になる
  • エラの筋肉が発達している
  • フェイスラインをすっきり見せたい
  • 肩の筋肉の張りが気になる
  • 脇汗が気になる
  • 切開をせずに治療したい

ただし、シワやエラ張りの原因によっては別の治療が適している場合もあります。

リスク・副作用

施術後に赤み、腫れ、痛み、内出血などが出ることがあります。

また、注入する位置や量などによっては、表情が作りにくい、左右差、まぶたや眉が下がる、噛みにくさなどが生じる可能性があります。

ボトックスは効果が数か月続くため、施術前に希望する仕上がりを医師へしっかり伝えることが重要です。

まとめ|ボトックスは「筋肉の動き」を抑える注射治療

ボトックス注射は、ボツリヌストキシン製剤を注射し、筋肉の働きを一時的に弱める治療です。

額・眉間・目尻などの表情ジワだけでなく、エラ、肩、脇などさまざまな部位に使用されています。

目安として、表情ジワは1部位約8,000円前後、エラは両側約2万円前後から受けられるクリニックもあり、効果は3〜4か月程度持続することがあります。

同じ「ボトックス注射」でも部位や使用量、製剤によって治療内容が変わるため、自分の悩みに合った注入方法を相談して決めましょう。